2006年07月10日

顔見知り。

車で通勤するようになって、約7ヶ月。
コースは一通もあって、行きと帰りは違う道。

その行き。

カーブの有る長い急な下り坂。
カーブを曲がってすぐの電信柱の天辺に摑まってるおっちゃん。
ほとんど毎日、目が合う。

最初のころは、陰にこもった目。
そのうち「またか。」になり、「今日もみつけたか。」になり、
今では明るく、「よっ!」

幽霊と顔見知りになってもねえ…。
posted by ゆめ鼓 at 00:27| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

呼ぶ

この角のクリーニング屋を越したらスーパーの入り口。

女子中学生達が三人、

「なあなあ、ここからスーパーの前までめちゃくちゃ事故多いねんてなあ。」
「あ、ここ出るらしいで。夜中通るタクシーの運転手さんなんか見るねんて。」
「えーっ!うそ、こわー。」
「ほんなら、ここ、心霊スポットなん?」
「えーっ!うっそーっ!きゃははー。」

お嬢ちゃん方、ここでその話しは止めたほうがええよ。

ほらその会話に、あなた方のすぐ脇、足元の無いお婆さんが一人、
道の向こうからは無表情のこれまた半透明のおじさんが一人、

お嬢ちゃん達向いて、寄ってきてるよ。
posted by ゆめ鼓 at 01:15| Comment(2) | 見えるもの。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月01日

花瓶。

「このノリタケ、ネットで売った方が高なると思うねんけど。」

ダンナがオールドノリタケの壷を持って帰ってきた。
赤ロゴのノリタケ、花絵の花瓶、景色は悪くない。

しかし、何かおかしいぞ。
妙に手触りも生暖かく、軽かったり重かったり。

何か憑いていらっしゃるのかな?

右の手と左の手、目を閉じ両の手で確かめる。
何かいらっしゃる様だが、害はなさそう、まあ、しばらく滞在して頂こう。
二階の荷物置き場にしている部屋に置く。


その後、二〜三日して、夜になってから雨が降る。

取り込んでいた洗濯物を取りに二階に上がり、ふとその部屋の扉を開けた時、

うっすらとその花瓶に花を活ける、白いワンピースの女性が、見えた。
posted by ゆめ鼓 at 22:44| Comment(2) | 見えたもの。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

父の声。

十三回忌を過ぎると、父からの声がほとんど聞こえなくなった。
と言うか、何か語りかけては来ているのだが、あまりにも希薄で解からない。
そこまで私には力がない。


三回忌ごろまでは、ほとんどが解かった。
ある時、墓参りに行くと、どうしても墓を開けなければ行けない。
今すぐに開けてくれ、そう聞こえたので、一緒に行っていたダンナに開けてくれるよう頼んだ。
何十キロもある墓石、ダンナも何の不思議も無く、ひょいと開けた。
後からダンナ自体いぶかっていたが。

墓石の中は、水浸し。
そこは霊園建設の際の手抜き工事で水道が有った様で、まったく傍の山からの水が捌けていなかったのだ。

そこから霊園分譲の仏壇屋とかけあい、工事をしてもらった。
工事をする当日も、何の連絡も無かったが、ちょうどその数日前、父にその日に来るよう夢の中で言われたので行った。
それもちょうど私達が到着したその時に、家の墓を工事している所だった。
工事をしている人間の驚いた顔。


一昨年頃から、ほとんど父の声を聞く事が出来ない。
もう少し、父には傍に居て欲しかった。
posted by ゆめ鼓 at 22:32| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

通り道。

隣の隣んちは、通り道。
それも昼の通り道。
斜め向かいのお爺ちゃんちから、斜めに抜けている。

昼の2時3時にぼんやりそこを眺めていると、
ふわぶわ〜っと、幾人もの霊が通り過ぎる。
まれに腕が無かったり、血みどろのままのお人もいるけれど、
無表情で、さして急ぐ様子も無く。

まったくの通り道なので、こちらも雑踏をみやるよう。
何の思いも込めなければ、気が付かれる事もない。

隣の隣んちは、美容院を経営していて昼は留守。
うまいことできたあるわ。
守られてはるなあ。
posted by ゆめ鼓 at 18:59| Comment(0) | 見えるもの。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月25日

家守り。

この家を購入する時、当然ながら、何軒も物件を見て歩いた。
当初、私の母もいずれは同居する予定で、私とダンナ、母親の三人で
20件近くは見て歩いただろう。

その家は、間取りや状態、周辺の環境などは何も問題が無く、
とても暮らしやすそうな物件だった。

庭も広く、ガレージスペースを取ってもまだ、愛犬達の遊び場もとれる。
母親も気に入っている様子だ。

が、何故か何処か何かがおかしい。

何度、目を凝らしてみても、家全体に靄がかかっているように見えるのだ。
何者かが家全体をヴェールの様なもので隠している?

元々、私達夫婦には、いつも何かが付き纏うので、
その状態は不思議でもなんでもないのだが、
これは、私達を拒んでいる様だ。

長い時間をかけ、庭もゆっくり見てまわる。
と、不自然に円く埋められた後。
ここには井戸があったのか?

それを家の中を見ている母やダンナに告げようと、家に入り階段を上りかけたその時、
階段の一番上の段のその奥、

凍りつくような目をした小さなお婆さんが座っていた。
posted by ゆめ鼓 at 21:39| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

くわばらくわばら。

家から少し行った所の道は、雑誌にも載るほどの心霊スポットだ。
何度もの引越しはすれど、同じ市内に住み続け、よくその道も通っている。
そしてその道は、よく「それ」が目撃されるそうだ。

その場所は、その道沿いにある古い神社の前あたり。
もう20年以上も前だったか、免許を取って、バイクを乗り回し始めた頃、はじめてその道を通った。

カーブも多く、見通しも悪い道。
何故か急にスピードを落とさなければいけない気がした。
それも急に。

ぐっとスピードを落とし、停まって違和感を確かめる。
おかしいなあ、何も無い。
頭を一振りして懸念を払い、もう一度バイクを発進した。

少し進んでミラーでふと後を見ると、

もの凄い形相のお婆さんがミラーを後から覗き込んでいた。
そして、ただ一言、「悔しい。」と。

ありゃあいかん。 くわばらくわばら。

最近、車に乗るようになって、その近くのお友達の家によく用事で行く。
その場所も何度も通るが、今ではまったくその気配は無い。

成仏できたのかな?
posted by ゆめ鼓 at 22:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

知らせ。

先週の土曜日に、母親を連れて墓参りに行って来た。

掃除し、花や菓子や果物を供え、蝋燭を灯し、線香をたむける。
風は強く吹き付けていたが、冷たく乾燥していた。

蝋燭の火で線香をつけたのだが、風が強いので火がなかなか消えない。
何度も火を消して、ようやっと供えた。

母親が自分の信じているお経を唱えだすと、なぜかあっという間に線香の火種が消える。
「あれ?消えたで。」
もう一度火を灯し、供えなおす。
と、たちどころにまた消えた。

やれやれ、これは聞かなくては。

少し聞いて理解した。

「お母ちゃん、帰ったら仏壇の裏を見てな。」
母親が家に帰り、仏壇の裏を見ると、そこには大きな蜘蛛の死骸があったそうだ。

はいはい、解かりました。
婆ちゃん、蜘蛛、嫌いやったさかいな。
posted by ゆめ鼓 at 18:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月04日

渦。

朝の散歩で天の川の堤防沿いを悠鼓と歩く。
元気印の可愛い様子を携帯カメラに収める事もある。

その日もいつもの様に、携帯カメラのシャッターを切った。
携帯カメラはすぐに確認できる。
確認して、保存したい物だけを保存するのだ。

「ゆうこ〜。」
シャッターを切って、確認する。

ん? んんん?
堤防沿い、土手すぐの家の人達が植えた木々の陰、
渦を巻くように、おびただしい数の浮遊霊が写っていた。

人、犬、猫、なぜか馬までもが。
全てが苦しみ哀しい顔をしていた。

どうやらそこは、川の流れに澱みがある様に、川沿いの空気の澱みの場所らしい。
印を切り、邪気払いして画像を消した。

それからそこを通る時には、全ての先物達に感謝の祈りを捧げて通るようにしている。
posted by ゆめ鼓 at 18:28| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月02日

織月過ぎても。

今夜の月は、靄の中に見え隠れ。
ほんのりその光を放っている。

月齢四日、織月過ぎて、その霊力は衰えさせているが、まだまだ。
靄の中にもその鋭さったら。


その時も、掛け軸の癖直しに、垂らし干していた。
掛け軸の中にはなにやら杖ついた寿老人。

織月過ぎた、四日月。
夜の様子を見ようとカーテンを開けた際、薄ぼんやりと月の光が老人の顔に射す。

ほんの瞬きするほどの間に、老人の顔がにやり、と、笑った。
まるで上弦の月のような、眼の笑い。

四日月まで霊力はあるようだ。

posted by ゆめ鼓 at 21:33| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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